テーマは「東日本大震災からの復興と私たちの未来」。①家族、友達とのきずな②地域、日本全体のきずな③世界の人たちとのきずな―の3項目が設けられている。
城西は5年(60人)が②で、若葉は6年1組(28人)が①で応募。県内10団体から抽選で城西、若葉ら3団体が当選し、両校では各学年・クラスの児童たちが書いた作文から一人ずつを選んだ。
城西の野口さんは兵庫県明石市から昨年末に彦根に引っ越してきた。「(平成7年の)阪神淡路大震災のビデオを見たが、東北地方も兵庫のように、体育館や仮設住宅で暮らす人たちが今もいる。回りの人たちがつながることが、物やお金よりも復興につながると思う」と話していた。
若葉の津野さんは、昨年4月から2カ月間、福島県いわき市から姉と二人で転校してきていた男児との学校生活にふれ、「(男児は)きっとつらかっただろうに、いつも笑顔で、逆に勇気をもらった。選ばれたからには県代表として、胸を張って堂々とやっていきたい」と意気込みを語った。
二人は開会中の彦根市議会一般質問にも親と一緒に傍聴した。両校では学年・クラスごとに意見を800字程度でまとめる。
子ども国会初日の7月29日には3回の子ども委員会があり、計150人が3項目ごとに意見の発表・交換をし、提言を議決。翌日には2度の本会議が開かれ、「子ども国会宣言」が採決される。
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